市議会議員選挙

2019.4.20 街宣原稿

おはようございます。(こんにちは。)お騒がせして申し訳ありません。市議会議員候補、岸圭介です。

お金をかけない静かな選挙の実践をしてきました。街宣カーをもたず、自転車と徒歩で市内を回ってきました。

お金をかけないというのは、自分のお金を使わないという意味だけではありません。税金を使わないという意味もあります。この選挙には候補者ひとり当たり最大89万円の税金の助成が出ます。市民は、お金を払って街宣カーの名前連呼を聞いているのです。今日はきっと「最後の最後のお願い」という絶叫を聞くことになります。私はポスター代金15万円を請求しただけで、この選挙を行っています。街宣カーをもたない、事務所を構えない選挙です。(自分のお金も28万円しか使っていません。しか、という金額でもないですが、地域情報誌への広告も出さず、写真は友人撮影、チラシはすべて手配りです。普通の候補者の1/5とか1/10だと思います。)

また、お金をかける選挙をすると、選挙を組織に頼ることになります。それが組織のための政治につながります。様々な立場の市民の声を聞き、誰にも遠慮や配慮をしないで、当事者の立場に寄り添うには、選挙を組織に頼ってはできません。

 今回の選挙の3つのテーマのうちの1つが、お金をかけない静かな選挙ですが、これは1つめのテーマ「当事者の声を聞きに行く」と結びついています。組織に頼らない選挙を行ってこそ、様々な当事者の声を聞くことができます。(そもそも、私が市議会議員になろうと思ったのは、中学校給食問題に関わり、市も市議会も市民の声を聞こうとしていないと実感したからです。アンケートもちゃんととらず、そのアンケートのデータも疑問が多いもので、説明会すら開きません。質問書を出したり、陳情書を出したりしても何も聞いてくれません。だから自分で議員になろうと思いました。)選挙前だけでなく、常に街角に立って、困っていること疑問に思っていることを聞く議員になります。

また、私、岸圭介は、薔薇マークキャンペーン認定候補者です。お花のバラのマークがポスターにもついています。お金をばらまーくという意味のネーミングです。全国58人の認定候補者がいる、党派を超えて正しい経済政策を求める運動です。正しい経済政策とは、日本は財政破綻などしない、消費税増税などもってのほか、むしろ5%へ減税しろ、です。日本には多額の借金があるのだから増税も仕方ないと思っている方も多いと思いますが、それは既得権益者がその権益を手放さないために宣伝していることです。増税の苦しみに耐える必要などありません。私たちがもっと消費することが、全体としても国を豊かにします。

 今回の私の選挙のテーマの3つ、当事者の声を聞きに行く、個人を直接豊かにする政治、お金をかけない静かな選挙、これはポスターにも書いてあります。25番右はじの岸圭介のポスターをぜひご覧ください。

 政治に愛想をつかしている方々も多いと思いますが、組織に属さない市民が選挙に行かないと、組織の票で当選した候補者が組織のための政治が続いてしまいます。

 生活が苦しいのは政治の責任です。改めて政治に対する期待を取り戻していただき、お金と時間を私たちに返せ! という声を岸圭介への1票として表してください。

 子ども達の未来をつくる会、薔薇マークキャンペーン認定候補者岸圭介でした。お騒がせしました。ありがとうございました。

2019.4.23 落選報告

投票してくださった929人の皆様。ご期待に応えられず残念です。しかし、落選したからと言って、「政治を変えないと私たちの生活は益々苦しくなる。子ども達にまっとうな社会を残したい。」という思いが無くなる訳ではありません。できることをやっていきます。血縁・地縁・組織ではなく、立場・理念に賛同して投票してくださる方を、あと149人(今回の選挙で足りなかった票数)増やせればと思っています。私の選挙は、自分の当選だけが目的ではありません。だから、選挙に行く層に合わせたアピールをするとか、既存の選挙の形を取り入れるとか、組織に頼るとか、そういうことは全く考えていません。落選は、私の立場・理念に賛同してくれる方が当選できる数だけいないのだと考えます。偉そうに言えば、私を議員にすれば市民全体の利益になるのに何でそれが分からないんだろう(分かってもらう努力が足りないことは十分承知しています。)とも思っています。大きなことを言えば、PTAや自治会といった身近なことから国政まで、もっと民主主義を実現するのが目的です。理想だけでは票にならないとか、当選してから理想を語れとか、名前と顔を売れとか、握手して回れとかとおっしゃる方もいて、それは現実なのでしょうが従う気はありません。選挙事務所や街宣カーが必要とも思いません。(組織がしっかりしている候補者は、何で街宣カーを出すのだろう?そういうもの、とだけ考えて前例踏襲しているのだとしたら、最も議員にふさわしくない考え方だ。お金と労力の無駄遣いとしか思えない。)新党の第一歩をしるせなかった事は残念です。市民の豊かさは正しい国政がなければ実現しないので、「日本は財政破綻しない!消費税増税反対。5%へ減税!」さらにその先に、「日米安保を見直し、政府通貨を発行する」という訴えを続けていきたいと思います。推薦してもらった新党憲法9条は、栃木県矢板市で市議会議員が誕生しました。フェア党は、党首の大西つねきさんが、精力的に講演活動を続けています。今後も連携し応援していきたいと思っています。当選者を見て、市民の一人としての心配と期待を述べます。相馬さん、安藤さん、橋田さんの会派、共産党の川添さん、宮脇さん、ネットの土山さん。その他の方は、公明党3人と自民党系11人になってしまいます。できらば新人議員の方々は大きな会派に入らないでほしいな。入ったとしても自らの意見を言ってほしいな。ぜひ市民のための議論と発信を期待します。以下は今回の活動の総括です。【告示前の活動】 9月 広報紙№1を、地元に挨拶しながら配布(全部で15000枚をポスティング)10月 大西つねき氏、天木直人氏の講演会(6名、12名)11月 Youtube に動画をアップ(4/22現在再生回数529回)12月 IY前、OKストア前、駅前。中学校給食の演説、薔薇マークキャンペーン周知、山本太郎議員の署名活動。(4/13までに合計56時間)2月 広報紙№2ポスティング。(4/5までに19350枚)    看板設置2個    メールで動画の拡散をお願いする。▼感想 「新党憲法9条」天木直人氏の衆議院選挙を手伝っていたので、街頭演説を聞いてくれないことは分かっていた。しかし、安全保障の話ではなく、市内の中学校給食や消費税減税の話だから、少しは聞いてくれると思っていた。延べ数千人の耳目に触れたと思うが、足を留めて聞いてくれたのは数人。飲み物を差し入れてくれた見知らぬ方が2人。署名をしてくれた方は100人弱。署名をしてくれるのは、年金暮らしで消費税増税は困るというおばあさんが半分くらい。 政治に関心を持っているのは1%くらいだと感じた。投票率は45%だが、その中でも多くの方は自分で考えて投票先を決めているのではなく、どこかの誰かの指示に従っているだけなのだと思う。 署名をしてくれた方のすべてに聞いたわけではないが、薔薇マークキャンペーンを知っていた人は1人もいなかった。ヤフーニュースのトップに載るくらいにならないと、認知されないということだと思う。伊勢原が田舎なのでこんな状況なのかもしれないが、インターネットだけで政治のことを広めるのは難しいと感じた。 日本人は、こんなにも人相が悪くて余裕がない顔をしていたかな?と思った。(朝通勤通学する方々の方が、まだ明るい顔の方多い。)絡んでくるおじいさんが2人、持論を延々と述べるおじいさんが3人いた。▼次回に向けて平日の午前中と夕方、休日の昼と夕方に、買い物客がいるところで演説する。演説しながら、A5の大きさの簡潔な1~2つの話題のチラシを配布する。そんな活動を続ける。【告示後】4/14(日)  例大祭12:30まで。13:30選管。準備に1時間。15:00~16:00石田と東成瀬を回る。16:00~19:00遠いところのポスターを貼りに行く。4/15~19  朝6:00頃~8:15頃まで、愛甲石田駅南口、北口、伊勢原駅北口、南口(2日間)の順であいさつ。(月)(火)はその後遠くへポスター貼り。(水)は自転車でポスター貼り。(木)は伊勢原駅から歩いてポスター貼り。(金)は歩きながら街宣。4/20(土)  午前中は成瀬地区を自転車で、午後は伊勢原駅近くを歩きで、夕方~夜は地元を歩いて回った。▼感想 子育て世代へのアピールをしたかったのだが、場所と時間が適切ではなく、そういう人達の前に立つ時間が少なかった。仮にうまくいったとしても、子育て世代が選挙に行くのか?行くだけの関心を呼べたか?という課題は残る。 ポスター貼りのために時間をとられたのは(特に車に乗って移動するのは)無駄だった。誰もいない場所がたくさんある。▼次回に向けてポスターに、自転車で回るスタイルの写真家イラストを入れる。ポスター貼りは協力者にお願いする。街中は早めに貼る。市の西側、北側は後回し。無理して貼らない。日曜と土曜は、とにかく人のいるところをうろうろしながら露出することが大切。平日は朝の駅と、夕方の店と、夜の街中に、重点を置く。

2019.5.24 選挙運動に関する要望・市からの回答

市からの回答は6月27日に届きました。新しい選挙の提案をしたことについては、ゼロ回答です。市が新しい選挙を実現しようなどと述べるわけがないことは承知の上ですので、仕方ありません。

1.ポスターと街宣カーを廃止すること。→公職選挙法に基づいて実施している

2.各候補A4カラー1枚程の選挙公報を、投票所入場整理券と共に全有権者に郵送すること。→公職選挙法に基づいている。黒と決められているのでカラーにはできない。投票所入場整理券と選挙公報を同時に郵送することは、入場整理券が遅れることとサイズが違うことから実現できない。

3.公開演説会を開いてネット配信すること。→選挙管理委員会が主体となることではない。

さて、選挙に使われたお金については、明示されたので、それを細かく見ていきます。ポスター掲示板(市内195か所)の設営費用は約221万円。ポスター公費負担は約858万円(候補者25人の平均は約34万円。私は約15万円しか請求していません)自動車に係る公費負担は約373万円(候補者25人の平均は約15万円。私は0円です)合計約1500万円です。選挙ポスターと街宣カーをやめて、有権者7万人分の立候補者の訴えをまとめた小冊子をつくるのには、50万円もかからないでしょう。また、駅前や公民館などにデジタルサイネージ(電子看板。大きなテレビ)を設置することと併用することもできます。デジタルサイネージは、普段の市の広報にも使用できます。法で決められているからと旧態依然のことを続けていては、無駄な労力と金がかかるばかりです。それ以外にも、チラシの公費負担、選挙公報発行配布費用、公選ハガキ郵送料、投票所設置の事務費と人件費、開票の人件費などが(市ではなく国の)税金から支払われていますが、これは民主主義に必要なコストだと思います。立候補者は、公費負担以外に、事前の政治活動費用、事務所を構えるための費用、選挙運動員の食事などの費用、ウグイス嬢の日当などの個人的負担があります。私は30万円しか使っていませんが、最大限度額が430万円と定められているので、それに近い立候補者もいるのだと思います。私などとてもそんな金額を用意することはできません。

最後に、日本全体の類推をしてみます。伊勢原市の人口は10.2万人。日本の人口の約1/1200です。伊勢原市の市議会議員選挙で公費負担が約1500万円です。単純な計算ですが、日本全体の市町村議会議員選挙全体で、175億円が使われているということです。オスプレイ1機100億円とかを出している国としては、たいした金ではないような気がしますが、4年ごとに175億円使えれば、再生可能エネルギーの発電所が作れたりするのではないでしょうか。